今回も、”いいものさがし”は『サイバーパンク2077』を取り上げます!
数々のサイバーパンク記事を書いてきた大ファンの筆者が、エンディングまでクリアした感想を語っていこうかなと思っております。
なお現在非常に盛り上がっている炎上騒動(泣)については別の記事に執筆していますので、是非ご覧ください!
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今回は、バグやクラッシュを抜きにした純粋なゲーム内容、特にストーリーを重点的にレビューしていこうと思います。
なお複数あるエンディングのなか、太陽エンドと呼ばれるエンディングを取り上げて語ります。
攻略記事ではないので、攻略目的の方は攻略サイトをご覧ください!
また、ネタバレしかないので未プレイの方はお気をつけください!!
それでは、ACT1から順に振り返っていきましょう!!
まさかの展開が続いたACT1
正直度肝を抜かれ続けたACT1でした。
映画のような...いや映画以上の展開、特に紺碧プラザはゲーム史に残るクエストだと思います。

アラサカが経営する紺碧プラザ。ここで物語は一転する。
引用元:https://polycount.com/discussion/224052/cyberpunk-2077-konpeki-plaza
3つから選べるオープニングシーケンスは、思ったよりも短いんですよね。
思ったよりすぐに傭兵稼業を始めるVとジャッキー。
僕はノーマッドで始めたんですが、電波塔直してジャッキーと出会い、すぐに国境を越えナイトシティに入ったので拍子抜けした記憶があります。個人的には、もう少しそれぞれの生い立ちを掘り下げてもよかったかなと思いました。
相棒ジャッキーの死は発売前のトレーラーですでに発覚していましたが、その臨場感というか感覚は今までのゲームにはない唯一無二の体験でした。
ジャッキーとはプレイ時間としてはそこまで長い付き合いではないのですが、やはり彼の持つ人間性というかキャラクターが彼の死を悲劇的に彩りましたね。
紺碧でのアラサカ・サブロウの死は声を上げてしまいました。ヤバイ現場を目的してしまった...と笑
発売前からゲームの架空企業などを予習して記事にまでしていた僕は、アラサカ社の巨大さとサブロウの立ち位置を理解していたので、ペントハウスにサブロウが登場しただけでも心臓がバクバクしていたのに、まさか殺されるとは...

荒坂三郎 158歳 世界企業アラサカ帝国のトップに君臨する。
引用元:https://twitter.com/CDPRJP/status/1309825047994011648/photo/1
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そこからジェットコースターのように転落していくV。
そしてジョニーの登場。
ACT1はまさしく神ゲーの幕開けを飾るにふさわしいシークエンスでした。
急変する世界とタイムリミットのACT2
ゴミ捨て場からタケムラに助け出されるところから始まるACT2。
デショーンの殺害、T-Bugの死を聞かされ、ジャッキーの葬式があり、エブリンは昏睡状態(のちの自殺)。
そんな中、ジョニーが頭の中に巣喰い、このままでは死んでしまうと宣告されるV。
まさにドン底からの再出発。
そんな中でも、壮大できらびやかなナイトシティの美しさやパナムやジュディとのロマンスに酔いしれてしまう世界。
まさにカオスな街で傭兵家業を続けていくV。
特に記憶に焼きついているのが、政治家夫婦のサブストーリーとアラサカのパレードでハナコを誘拐するメインミッション。
次の市長を狙う政治家夫婦の依頼を受け、仕事をこないしていくVは選挙に隠された闇を知ってしまう。
夫婦の住むペントハウスに、夫婦を監視する秘密部屋が見つかった時はゾッとしました。
ペントハウスから一望できるナイトシティの美しさと、闇の深さのギャップに衝撃を受けたサブストーリーでした。
ってかこれサブストーリーかよ!メインでも良くない!?笑
アラサカのパレードは、ひたすら見惚れてしまいました。
あのクエストが一番好きだという方も多いのでは?

アラサカ主催の山車パレード。このクエストはあまりにも美し過ぎた...
引用元:https://cdna.artstation.com/p/assets/images/images/033/039/042/4k/grusti-q112-dashi-parade-ilya-grusti-ivanov-22.jpg?1608211215
高層ビルをつたってアラサカのスナイパーを暗殺していくスリルと巨大ドラゴンや桜のホログラム、和風なBGMがマーケットを彩る風景。
巨大な御神輿がビルの合間を飛んでいく壮大な風景は目に焼き付いています。
最後のオダとの戦いは手に汗握りました...オダが敵キャラで一番好きかも。
SAMURAI再結成やローグとジョニーの半世紀ぶりの映画館デートもよかった...
ケリーのジョニーへ思いや葛藤、ジョニーとローグのリアルで大人なロマンス。
キャラクターの心理描写というか反応がリアルなんですよねこのゲーム。
ACT2が終わる頃には、最初は嫌な奴だったジョニーにすっかり感情移入して泣きそうになっていました。
運命のACT3
今回は太陽エンドを語ります。
運命のACT3は、体の限界まできたVがジョニーにハンドルを任せます。
ハナコ・アラサカとの取引を蹴り、ジョニーはローグへもう一度助けを求めに行く。
ここのローグがすごく素敵なんですよね...

ナイトシティ1のフィクサー、ジョニーの元カノ「ローグ」
引用元:https://wallhaven.cc/w/j382ky
アラサカに喧嘩を売るなんて、正気の沙汰じゃないわけですよ。
ナイトシティ1のフィクサーとしての地位や名誉のある彼女が、それらを投げ売って過去に愛した男のために命をかけて闘う決意をする。
いつもは強面クールビューティが、ジョニーの馬鹿げた願いを断れない。まだ好きなんですよ。絶対。
もうおばさんなのに、すごくキュートというか魅力的。笑
今思うとジョニーとの映画館デートでもいつもより着飾ってきましたよね笑
あれ?これもう真ヒロインじゃね?このおばさん。
アラサカタワーに向かうミリテクのAVの中でジョニーと語らうローグと後ろの夜景。素敵でした...
それだけに、アラサカタワーの最後でアダム・スマッシャーに殺された時は半泣きになりました。笑
最後は彼女のリバティPRIDEで、アダムの頭を撃ち抜いてやりましたよ。ええ。
神輿にたどり着いたジョニーはVに体を返して、消えて無くなることを選択。
あの世でローグに会えたのだろうか...
最後、ナイトシティの伝説となったVは宇宙ステーションへの強奪依頼を受ける。
ロケットから宇宙ステーションにむけて飛び立った場面でエンディング。
ここはもう想像というか考察ですが、Vはすでに成り上がっていてこんな危険な依頼を受ける必要なんかないと思いませんか。
長くは生きられないと知っているVは、死場所を求めて果ては宇宙まで来てしまったのかなと...
ペントハウスに住み、アフターライフを経営するVはどこか寂しげな雰囲気がありました。
相棒(ジャッキー)の死や友の喪失(ジョニー)、成り上がるまでに関わってきた様々な人たちの死。
それらの上に勝ち取ったナイトシティドリーム。
ジャッキーと語り合い、夢に見たその頂はVが思っていたより寂しく虚しい所だったのかなと解釈しています。
総評
そんな哲学的というかほろ苦いエンディングは個人的に驚きました。
もっとド派手な最後を迎えそうなイメージだったので、大人な感じで終わったのはいい意味で裏切られたなと笑
世界とキャラクターたちが本当に生きていると感じさせられる脚本というか舞台装置が本当によくできていたゲームでした。
ナイトシティで生きているんだという感覚。
身近な人物の死がリアルに描かれる物語。
ジョニーとの関係。考え方の変化。
最後のVの心境、ACT1でジャッキーと野望を抱いていた頃のVには戻れない虚無感。
発売を心待ちにし、たくさんの関連記事を書いてきた筆者の高いハードルをしっかり超えてきた「神ゲー」だったと思います。
最後に少しだけ残念な部分を挙げると、もう少しメインストーリーのボリュームがあっても良かったのかな?と思ったりもします。
というか、もう少しVやジョニー、ロマンスや企業との争い、そういったものに浸っていたかったというのが本音です。笑
ウィッチャー3のストーリーが長すぎる!と批判があり、サイバーパンクはメインの縦軸よりサブの横軸にボリュームをつけたということでしたが、ACT5くらいなら全然ウェルカムだったのに...笑
ウィッチャー3のDLCも巨大なマップが1つ追加されるなど大規模なものだったので、これからの展開に期待です!!
まとめると...ヒロインはローグ。以上!笑
さて、みなさんのサイバーパンク体験はいかがでしたか?
共感していただけましたでしょうか?
少しでも楽しんでいただけていれば嬉しいです!
今回はご覧いただきありがとうございました!
それでは次回の記事で会いましょう!